処理コストとCO₂排出を抑えながら、地域内で資源が循環する仕組みを一緒に検討してくれる自治体を募集します。※令和8年度愛知県内自治体限定
募集背景
自治体の管轄下では、給食センターや病院、介護施設などの公共・関連施設に加え、地域の食品製造業や飲食・小売事業者などから、日々多くの食品廃棄物が発生しています。一方で、その処理をめぐっては、次のような課題があります。
① 処理コストの増加
焼却費用に加え、収集・運搬費、燃料費、人件費などの負担が継続的に発生し、自治体や地域事業者のコスト増につながっています。
② 地域資源として活かしきれていない
食品廃棄物は本来、活用可能な有機資源であるにもかかわらず、地域内で十分に再利用されないまま焼却・廃棄されるケースもあり、資源循環につながっていません。
③ 地域内循環の仕組みづくりが難しい
食品廃棄物を資源化する技術だけでは循環は完結しません。食品廃棄物を排出する施設・事業者と、生成した資源を活用する農業・エネルギー・地域産業などをつなぎ、地域全体で循環させる仕組みを構築する必要があります。
当社では、独自の触媒式低温炭化技術により、食品廃棄物を約130℃で炭化・資源化する技術を開発しています。低温で処理することで装置の小型化が可能となり、食品廃棄物の発生場所で分散処理を行うことによって、収集・運搬負担や処理コスト、CO₂排出の削減が可能になります。
さらに、食品廃棄物を排出する自治体・地域事業者と、生成したバイオ炭を活用する地域の事業者等をつなぐことで、単に廃棄物を「処理する」のではなく、「地域で発生した食品廃棄物を、地域で資源化し、地域で活用する」循環の仕組みへ転換できます。
それぞれの地域が抱える廃棄物の課題や地域資源、産業特性に合わせた資源循環モデルを、自治体の皆様と一緒に構築していきたいと考えています。
募集プロジェクト概要
本プロジェクトは、地域で発生する食品廃棄物を地域で活用できる資源へ転換し、地域内で循環させるモデルを構築するための実証・導入プロジェクトです。
■目指す姿:食品廃棄物を地域内で循環させる仕組みの構築
UPCYCLE Technologiesの触媒式低温炭化技術を活用し、地域で発生する食品廃棄物を約130℃で炭化・資源化します。生成したバイオ炭は、地域の農業・エネルギー分野等での活用可能性を検討し、廃棄物処理コストやCO₂排出の削減と、地域内資源循環の両立を目指します。
・食品廃棄物排出者:実証に使用する食品廃棄物を提供(自治体・地域事業者等)
・生成物の利用事業者:生成したバイオ炭の利用可能性を検討(自治体・地域事業者等)
・自治体:実証フィールドの調整や、地域事業者・関係団体との連携を支援
■UPCYCLE Technologiesが提供する基盤
① 約130℃で資源化する触媒式低温炭化技術
食品廃棄物を低温で炭化・資源化し、小型・分散型の設備による地域内循環処理を目指します。
② 実証から資源活用までの一貫支援
食品廃棄物の受入れ・炭化から、生成物の成分分析、データ整理、活用方法の検討まで当社が中心となって実施します。自治体には大きなオペレーション負担を求めず、地域の状況に合わせた循環モデルを検証します。
■進め方
まずは小規模な実証から開始し、地域内で資源循環が成立する可能性を検証します。
① 実証対象の選定
自治体や地域事業者の中から、実証に使用する食品廃棄物を提供いただける施設・事業者を選定します。
② 食品廃棄物の炭化・評価
当社が中心となって炭化を実施し、生成物の成分分析や処理データの整理を行います。
③ 地域での活用可能性の検討
分析結果や炭化物の特性をもとに、肥料・燃料等を含む活用可能性を整理し、地域のニーズに応じた用途をご提案します。
④ 地域循環モデルの構築
「食品廃棄物の発生 → 地域で資源化 → 地域で活用」という一連の流れを整理し、実証結果をもとに本格導入や地域内での横展開を検討します。
自治体の皆様にお願いしたいこと
本プロジェクトでは、装置の運転、炭化処理、データ取得・分析等の実証実務は原則としてUPCYCLE Technologiesが担います。
自治体の皆様には、主に「地域の関係者との接続」と「地域で実証を進めるための制度面の確認」についてご協力をお願いしたいと考えています。
① 実証フィールド・食品廃棄物排出者との接続
・給食センター、病院、介護施設など、食品廃棄物が発生する自治体関連施設のご紹介
・食品廃棄物の処理課題を抱える地域事業者のご紹介
・実証候補先との調整や面談機会の設定
② 地域内での資源活用先・連携先との接続
・生成した炭の活用可能性を検討できる農業関係者、地域企業、関係団体等のご紹介
・資源の利用先となり得る企業・事業者とのマッチング
・必要に応じて、大学・研究機関等との連携
③ 制度面・地域ルールの確認支援
・実証に関連する条例や地域ルール等の確認
・廃棄物、環境、農業、産業振興等の関係部署との連携
・必要に応じた行政手続き等に関する情報提供
「地域にこうした廃棄物課題がある」「この地域資源を有効活用したい」といった段階からでも歓迎します。
まずは地域の課題や可能性を共有いただき、その地域だからこそ実現できる資源循環の形を一緒に考えていきたいと考えています。
●ソーシャルXアクセラレーション for AICHI 最終審査会動画
企業情報
企業名:UPCYCLE Technologies株式会社
代表者名:代表取締役 小木將綱
公式サイト:https://upcycletech.jp/
食品・農業廃棄物等の有機性廃棄物を約130℃で資源化する「触媒式低温炭化技術」を開発。小型・分散型の装置によるオンサイト処理を通じ、廃棄物処理コストと環境負荷の低減、地域内資源循環の実現を目指しています。
実施スケジュール(予定)
2026年9月24日 募集開始
2026年10月21日 募集締切
2026年10月下旬 採択自治体決定
2026年11月以降 プロジェクト開始
応募条件
提出先:gyaku-propo@socialx.inc
その他留意事項
ご提出いただいた情報は、採択の検討及び、今後のサービス開発・提供などを目的として、UPCYCLE Technologies株式会社および株式会社ソーシャル・エックスの各関係者の間で共有させていただきます。
締め切り後、企画内容に関してUPCYCLE Technologies株式会社から個別に問い合わせさせていただく可能性がございます。
応募をご検討いただける場合は、以下記載の照会先にメールにてご連絡ください。
エントリーシートの雛形をお送りします。
質問やご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。
照会先:gyaku-propo@socialx.inc